あなたがいることが、当たり前すぎて何も気にしていなかったの
ご飯も適当
掃除も適当
隣にいても
甘えてきても
催促されても
たまに猫可愛がりして、気分次第で邪魔だと追い払って、あなたの気持ちなんて考えたことなかった
あんなに大好きだと言ってくれていたのに
毎日大好きだと言ってくれていたのに
受け取るだけ受け取って何も返していない私は、それが後々打ちのめされるほど後悔することだなんて本当に気がついていなかった
あの日、あなたがいなくなって、でも、あなたがくれたものはそれが普通で当たり前だったから、寂しかったけどまだ特別だったってわからなかった
気がついたのは、次の出会いがあって
隣に来てくれなくて
甘えてくれなくて
催促だけはいつもされて
ご飯も掃除も何も言わないけど雰囲気で完璧を求められて
猫撫で声で名を呼んで、機嫌を取っても
それでも
大好きって言ってくれない
大好きって思ってくれてるかもわからない
大好きだけど、少しも返してくれない
あぁダメだってわかってる
でも毎日比べてしまう
もう一度会いたい
もう一度抱きしめたい
何度も願う
もう一度
もう一度
私に愛をください
『もう一度奇跡を』
10/3/2023, 4:19:00 AM