春は出会いと別れの季節。
桜満開の入学式、新入生挨拶をするあなたの姿に
ひと目で恋に落ちました。
クラスは3年間一緒になる事はなく遠くから眺めていた。
仲良くなるきっかけなんてなかったし、女子からモテていた彼に声をかける勇気はなかった。
胸の中に秘め誰に知られることのない恋心。
それで良かった。何も望むつもりはなかった。
今日の卒業式が終われば彼とは別の道に進む。
実ることのない、実らせる恋心ともお別れだ。
------そう思っていたのに。
「実はさ。××さんの事好きだったんだ。」
なんて不意打ち。ズルい。
彼からの真っ直ぐな視線から逃れられない。
どうしよう。
実るはずのない初恋が実ってしまうかも知れない。
3/27/2025, 11:00:58 AM