きらの。

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安心と不安


夜中、隣で寝ていた彼氏がこっそりとベッドから降りて家を出て行った。
「気づいてないとでも思ってるのかな。」
もう今となっては毎日この調子だ。夜中に抜け出し、またしばらくしてら明け方帰ってくる。
「やっぱり浮気かな、、、。」
私が気づいてると分かったら、彼はきっと謝罪して別れるだろう。
けど、そんなこと私は望んでない。今でも彼のことは大好きだ。
でも、不安で涙が溢れてくる。私は声を押し殺して泣き続けた。




「ごめん起こしちゃった?、、、どうして泣いてるの?」
私は涙を拭って言う。
「怖い夢見ちゃって。」
彼はベッドにのり、優しく私を抱きしめる。
「大丈夫だよ。俺がついてる。大好きだよ。」
私も彼にぎゅっと抱きつく。
大好き、その言葉だけで安心してしまう。

1/26/2024, 7:36:52 AM