子猫
なー。
そう言って子猫が足にすり寄る
自分は言う
甘えられるのが許されるのは、今だけかもだぞ?
と。
子猫は、なー。とご機嫌そうに言う。
何もわかっていなさそうに。
その様子を見るとなんだか自分が馬鹿らしく見えてきた
何も知らないのは、無知だけれど、
知らない事を知らないでいられることは、幸せと言うのかもしれないね。
と、心の内でそう呟く。
そのまま、子猫を撫でくりまわした。
今では、家の子になった猫が
何も知らなそうに、また
なー。とご機嫌そうに鳴く。
11/15/2024, 10:25:07 AM