生まれ育った地域の名前に「花」がついていた。
名前の通り、花畑が多い地域でもあった
それがどうしても嫌だった。
小学校の連合音楽会では、音楽の先生が作詞作曲した、地域の特色を活かした「花」がテーマなオリジナルソングを歌うことになり、他の小学校からはネタにされた。
「花」がついてるとなんだが男らしくないと思っていた。
しかし、大人になると価値観は変わった。
久しぶりに地元に帰り、花畑を眺めると、静かな美しさと、安らぎが広がっていた。
自然と心が落ち着いた。
そして、同窓会ではみんなでオリジナルソングを歌った。
驚くことに、誰一人としてあの歌を忘れていなかった。
あんなに恥ずかしかった歌が、とても愛おしく感じた。
そんな故郷の名前に、今では誇りを感じている。
俺の頭の中がお花畑なのは、地元愛なんだよなー
9/18/2024, 7:04:15 AM