多田野一人

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君と
桜並道を歩くのは、君がいい…そんなふうにずっと、そう思っていた…
春風に揺れる桜の花が、時々花びらを零し乍ら、君と僕を見守っている… 
ヒラヒラと舞う一片が、君の髪に飛んできた…手を伸ばして、そっと取って君の手のひらに渡した…小さく微笑う君が少し眩しくて…ただ、それだけの事でも、心の中がくすぐったい…この一コマが、永遠に続けばいいのに…

4/3/2025, 3:13:23 PM