「やわらかな光」良いですよね。まず語感がいい。誰も傷つけなさそうな言葉。光の感触がやわらかいなら、温度は絶対に「あたたかい」だと思う。「熱い」なわけが無い。熱いならその感触は「鋭い」だろう。
自論はこれくらいにして、春の日差しはまさに「やわらかな光」だと思う(最近は夏が前のめりになって春でさえも陽の光は柔らかくないですが、今回は一般的な春の話)。ぽかぽか陽気と称されるのも当然で、適度にあたたかい陽の光が木々の間をくぐり、木漏れ日になって私たちに差し込んでくる。これ以上の贅沢があろうか。冬の間に積もった雪が解け、日向が暖かくなったと感じ、外に出て太陽から降り注がれるやわらかな光に目を細めて、私はようやく春が来たと感じる。
10/16/2024, 1:35:29 PM