杜若色の髪飾りを着けた少女が居た。真っ黒の長髪で、月光のような白のフリルが付いた服をきていた。それこそ小説に出てくるような少女だった。小路を歩く。葉桜が舞っていた。綺麗だな、それしか言えない程、綺麗だった。また、会いたいな。今は何処にいるのか分からないけど、それでいい。『また、会いましょうね』昔聞いた少女の声。少し曖昧だが、記憶の割には鮮明だ。懐かしい。また、会いたい、な。#また会いましょう
11/13/2023, 11:17:18 AM