2024/04/07 22:13:05 沈む夕日 ツバメ
夕日は、沈む。
あれから何時間過ぎ去ったのだろうか?
フェリーから放り出されて近くにいた人が気がついて浮き輪を投げてくれた。
あんな馬鹿な事しなきゃ良かった。
男同士でタイタニックなんて。
本当に馬鹿な事だ。
手摺を超えて先端に立ち。
大きな波を切り裂いて波が目に入って。
目がぁぁぁぁー〜ってなってザボンと落ちたなんて笑えない凄まじい速さで遠ざかるフェリーは、俺が落ちた事何て気にも止めず。
白波の波飛沫を海面に泡を広げて手を伸ばすが儚く散った泡(アブク)。
水温が体を冷やして唇は、薄紫色、チアノーゼになり2日目。夕日が沈み。俺も沈んでしまいそう。
沈む夕日の彼方に黒い影。
空気を切る騒音が近づいて意識を朦朧とさせカーキ色に真っ黒なヘルメットが近づいて来て波紋は。荒々しく波は、円を描いて。
俺は、釣り上げられられて巻き取られ助かった。
先生に死ぬほど怒られて。両親にもしこたま怒られでも目を赤くした、両親を沢山心配させてしまって申し訳なくそれと命の恩人の緑の人。
そして、今日から俺は自衛隊の入隊式。
4/7/2024, 1:33:35 PM