れい

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―心の中の風景は―

銀杏の木の葉が乾燥しキャラメル色に染まりはじめた季節
風に吹かれカラカラサラサラと音を奏で始める 
軽くなった葉達は風に乗って舞うように散ってゆく
そんな中枝先にみつけた若葉色の小さい芽
遅れて顔を出した若葉は春よりもハッキリとみえた

夏の名残を思わせる暖かさがあるけれど、
北の方にある家から感じれた
蒸し暑さの無い乾いた風が頬を撫で秋の足音を告げていた
空を見上げると
夏の軽やかな雲はどこか落ち着いた秋の雲に変わっていた。

まだこの過ごしやすく心地の良い風景を感じていたい

8/30/2025, 5:46:37 AM