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突然の君の訪問。
ピンポーン♪
?誰だろう。
配達も予定も何も無いこんなときに。
私はインターホンのカメラを見、驚いた。
映っていたのは友達だった。
「あれ、約束したのは明日だったけど……どうしたの?」
「え?!明日?
ごめん!間違えた!」
「せっかく来たし……上がる?」
「いいの?
じゃあ、お邪魔します!」
まずい、これはまずい。
何がまずいって自室が足の踏み場の話どころではない
くらいに散らかっているのだ。
リビングで待ってもらい、
慌ててクローゼットに散らかっているものを放り込んだ。
ガタッ!ドスッ!ドン!
急げ、急げ!
ふと、視線を感じ、ドアの方に目を向けた。
友達が立っていた。
「すごい音がしたからつい……」
「見た?」
「ミ、ミテナイヨ!」
「見てたかあ……諦めよう。
もう少し待ってて!」
「は〜い!」
掃除機をサッとかけ、机を用意。
お菓子と飲み物を置いて……
「いいよ〜!」
「は〜い!」
突然の訪問は慌ただしく、
秘密もバレてしまったが、楽しかったのでよしとする。

8/28/2024, 10:59:20 AM