はぁっ。心の内に篭っていた諸々を発散するように外へ吐き出した二酸化炭素は、ほんの一瞬可視化されては夢のように消えた。未だむき出しになっている硬いコンクリートをコツコツ踏みしめながら、空を見上げると、なんとも言えないくすんだ雪色。もし去年の私なら、「なんと辛気臭いのだろう」と心の貧しさに重ねただろう。でも、今年は少し違う。この辛気臭い空の色が告げている。きっともうすぐだ。今年は忙しいんだから!お題 雪を待つ
12/15/2022, 4:40:51 PM