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自分だけは違うと思いたかった。


自分はあの子をいじめたりしなかったし、憎い花を踏み潰したりしなかったし、死んだあの子の死体を食べたりしなかった。神が導いてくださるというドレスも着なかったし、教会にだって行かなかった。

それでも特別にはなれなかった。結局のところ自分もただ血液が入った袋に過ぎなくて、食事と呼吸をしなければ生きることがてきないのだ。

自分は村を燃やしました。体が別れたあの子を天に送りたかった。自分も今は憎きドレスを纏って飛び降りるんです。涙ながらにも縋るしか無かった。

9/27/2023, 2:02:29 PM