空を見上げて心に浮かんだこと
朝。
1日の始まり。
カーテンを開けて、ベランダに出る。
夏の朝は早い。
ちょうど朝日が上ったところ。
その朝焼けは夕方のような切なさもあって、でも風が陽の光が、これから始まる1日を感じさせてくれる。
早起きのあの人もきっと、同じ空を見ているに違いない。
今日も1日頑張ろう!
お昼。
学校でのお昼を終えて、廊下の窓から顔を出す。
日陰だから涼しい。
ここは田舎だから、新緑の匂いがする。
向こうの校舎に想い人が歩いている。
学校の副会長だから、たくさんの書類を抱えていて、その姿がかっこいい。
私は大きな声でその人の名前を呼んで、手を振った。
彼は少しばかりキョロキョロして、私のことを見つけた。そして手を振り返してくれた。
真夏の青空はどこまでも青い。
嬉しいなぁ。
夜。
週末だから、明日は土日。
好きな人に会えないのは寂しいけれど、会えない時間が愛を育むって、今日見たドラマの台詞にあった。
ベランダに出ると星が見える。
真冬の凛とした寒さの中で見る星も好きだけど、
夏の、少しばかり涼しくなった夜風にあたりながら見る星も格別だと思う。
あの人も同じ星を見ているといいな。
手を伸ばせば、届きそう。
そう思って手を伸ばす。
また月曜日、彼に会える。
7/16/2024, 12:22:00 PM