社会不適合者
「すみません、少し身体に蕁麻疹が出たので今日は休ませていただきます。」
なんて嘘を僕は言い続ける。
学生の頃から周りに馴染めなかった僕は、周りの同級生たちが青春を味わっている時に働いていた。
だけど、本当に働くのは嫌だ。
毎日同じところに行って、雑用係をさせられたり、同じ場所に何時間も突っ立っているだけ。
しかも、お客さんには迷惑な方もたまに居る。
「何で他の店はあるのにここは置いてないんだよ!!!」
寝不足なこっちからしたら、そんな小さな事を思いっきりキレられると、頭に来てしまう。
「んなの関係ねぇだろうがよ!!ネットの情報だけで生きてんだよジジイ!!!」
とか言い返して、何回も店長に怒られた。
自分中心の世の中になってしまえば良いのにって何回も考えた。
朝起きるのも嫌だった日は無断欠席だってした。
周りの環境にも馴染めない僕は、行き場所なんて何処にも無いのだ。
「あーあ、どっかのボッキュンボンのお姉さんが僕の事を拾ってくれたりしないかな。」
…
変な妄想してないで仕事に行って働いています。
1/9/2024, 10:07:24 AM