空から落ちてくる秋の雨。君は赤い傘を回しながら、雨で濡れたアスファルトを歩いていく。「今日は随分とご機嫌だな」「うんっ、だって久しぶりの雨なんだもんっ」傘を回しながらこっちを向き、微笑む君。まるで虹のようだ。「どうしたの?笑ったりして?」「いや、なんでもないさ」虹のような笑顔をずっと見ていたくて、雨は止んでほしくないなと思った。
9/7/2025, 10:17:22 PM