柔らかな湯でほぐすように
気持ちを濯ぐ。
日々の疲れや
悲しみや
暮らしの中で、浴びたような気がする
相反する嫌な感情も。
そこに、囚われぬように。
捕まらぬように。
瞳を閉じて、空になる。
自分に、問う。
大地に、問う。
過去の過ちに、問う。
そうすると、熱を帯びただけの
衝動的な感情が
ゆっくりと、また元の場所に
戻ってゆく感覚を、確かに感じる。
けれど、全てが解決する
わけではない。
どれだけ、ひとりで濯いでも
閉じた瞳を開いた時に
遠くに住う、貴方がいたらと
思ってしまう。
【お題:瞳をとじて】
1/23/2025, 11:07:14 PM