Darling.love&piece

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#君の名前を読んだ日

「〇〇!この問題、解き方だけでええから教えて!」
そんなふうに、元気にあいつの名前を読んだあの日。思い出すと、いつも吐き気がする。
そいつは、私の親友のことが好きらしい。誰が誰を好きになる、とかは自由だと思う。
でも、そいつは親友のことが大好きで、間違った「好き」の伝え方をしていたのだ。
私が一番忘れられないのは、「自分の私物を使って、親友に使わせた。」ということだ。
具体的に言うと、それはクシなのだけれど、自分のクシで親友の髪をとくのだ。
意味がわからない。それで親友が嫌な気持ちになっていると、気づかないのだろうか。
だって、まだ両思いでもない、ただの片思いが、だ。
付き合っているカップルがそんなことをしているのであれば、微笑ましい光景だと思う。
しかしこれはどうだ。一方的に「好き」を押し付けているだけではないか。
許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。
私の親友を、よくも傷つけたな。
私は許さない。あいつの間違った行動を。私は忘れない。親友の泣きそうな顔を。

5/26/2025, 1:01:35 PM