「ごめんなさい、私はもう生きれないですね」
彼が安心できるように、にこり笑いながら話した。けど彼の表情は、ずっと暗いまま。……それでも私は、もう生きられない。
病気に負けてごめん、いつも来てくれたのに。一人にさせてごめん、いつもそばにいてくれたのに。私の手に、彼の涙が落ちた。―――ごめん。私はこんなことしかできないから。そばにいてあげられないから。
「もう、そーんな怖い顔しないでください。私が泣かせてるみたいでしょう?」
私の後ろで―――桜散る。
4/17/2026, 11:09:23 PM