中学頃の頃の話
あの頃は人助けがとにかく嬉しかった
まわりより常識も知らなかったけど、だからこそなのか
他の人に助力すること
誰かの力になることがとにかく楽しかった
感謝されるのはとにかく嬉しかった
感謝がなくても、誰かの力になれたんだって信じてた
中学三年生の秋
「でもお前のそれって、自己満足だよな」
誰かを助けたという自己満足?
感謝されるのが気持ちいい?
優越感に浸りたい?
私の助けたいという気持ちは本当なのだろうけど
そんな確信がもてない
今の私はそんな言葉に足を止められる
何度考えても答えは出ない
"本当に、真に人を助けたかったんだろうか"
"ただ他の人を助けて優越に浸りたかっただけでは?"
"助けるって何?"
"相手は迷惑に思ってるかもしれない"
"助けてもいい?ダメ?助けられたい人って、ほんとにいるの?"
考え続けてかれこれ5年が経った
まだ問いは溢れてくる
思い出すあの日、言われた直後
涙を流した日
自分が分からなくなるような、いま思うとそんな感覚
豪雨と一緒に泣いていた日を
今日の空模様で思い出した
あの日も空が泣いていたというだけ
まだ人を助けたいと思っているだけ
ただ今日、この問いに自信をもって答えられるようになる日は
晴れがいいなって思った
9/16/2024, 5:33:38 PM