いつものような騒がしい教室が一瞬だけしんと静まり返る時時計の針やサッカー部の砂を蹴る乾いた音さえも耳には届かないあの瞬間耳鳴りだけが頭に響くあの瞬間私は焦燥感と喪失感喜びと悲しみ懐かしさと恐怖が入り混じった言葉で伝えるには難しい感情に襲われる空間そのものに取り込まれてしまいそう誰もいない教室に茜さす斜陽の窓際誰かいるの?
10/12/2022, 9:31:20 PM