脳眠

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星空の下で考える。
星とは何故こんなにも輝くのか。

暗い箱にぷすっと穴を開けたような小さな光、
小さいけれど、力強く輝く。
太陽の光をすうっと写して、幾多にひかる星。
よく晴れた日なんかは、まるで光の砂のように光る。
それがあんまりにも綺麗だから、この世に綺麗なものがあると知らされるから、自分たちはまた希望を持ってしまうのだろう。


満天の星を見て思う。
星とは人間みたいだ。

離れたところから見ると、皆んな星って括られて、そこから恒星だの惑星だの分けられる。
知ろうとしなければ、あの少し赤く光る星の名前すら知らずに星とだけ呼ばれるのだ。
人間という枠組みの中に生きる自分たちも、性別だの人種だのに分けられて、知ろうとしなければ知らずに終わる。
この地球も、遠くから見たらただの星で、自分たちも、遠くから見たらただの地球人。

ほら、貴方のことを教えて?
知ろうとしなければ、知ることのできない貴方を。

自分という現象は、数多の星のその一部です。

4/5/2024, 3:45:39 PM