僕が君とさいごに会ったあの日。
次は食べ歩きを満喫したい
ワークショップで手作り体験してみよう
いつどんなことをやってみようなんて
そんなことを話して未来を楽しみにしていた。
別れ際の君は今まで見たことないほど
それは楽しそうに綺麗に笑いながら
僕に「またね」と言って手を振ってくれた。
僕だけが今もその瞬間に取り残されている。
その「またね」がいつになるのかはわからない。
君は思い出以外のすべてを
まるで存在しなかったかのように準備していた。
あの日の「またね」が最期になったと知ったのは
その2日後だった。
この1年、あのとき君はどんな気持ちで僕と一緒にいてくれたのだろうかと考えていた。
君は誰にもなにも残してくれなかったから。
こんなにも「またね」という言葉が重苦しいものだなんて思いもしなかったんだ。
8/6/2025, 3:07:22 PM