悠々

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私の負の感情はどこにやれば良い?壁でも殴れば少しはましになるか?怒りも嫉妬も悲しみも痛みも全てが私を壊す。生きることに希望が持てない。だが、幸せは確かにある。愉快さも微睡むような平穏も穏和も。
今は、絶望感と幸福感がちょうど半分ずつある。ただ、落差が激しい為、心身が追い付かない。お父さんの思った通りに生きられない。だから、叱責の日々だ。お父さんの歪んだ理論に沿って言動しなければ、信頼を失う。失えば、虫けら同然の扱いを受けなければならない。それでも、衣食住は担保される。何故ならば、世間体をお父さんが気にするからだ。世間で毒親と言われる親御さん達がいるが、お父さんはそうなのだろうか?愛されていると実感しない。お母さんは私を愛していない。兄の方に愛を注いでいる。私など、ただ母の代わりに家事をするだけの他人なのだ。母は家に帰った途端に、テレビの前から動かない。人を使役し、腰が痛いからとご飯も作らない。そんな母は脆弱な頭で愚行する。だからお父さんに怒られる。飛び火など日常茶飯事だ。学校に通わせて貰っているのも、近所付き合いの時に聞かれても大丈夫なようにだろう。愛を感じない。全部が馬鹿らしく思えて、私など価値の無い人間だと分かる。だから、私の事を好きになってくれた君の事が私は不思議で仕方がない。欲を言うならば、君の事をもっと知りたい。君の事を考えている時ははりつめた緊張から解放される。恐怖で硬直する身体が解れていく。君の優しさは温かい。場当たり的な優しさでは無いから、心が休まる。だからなのか、君の優しさに甘えてしまう。絹のような柔らかい髪に触れると、ただそれだけで幸せなのだ。手を繋ぐと、私の事を好きなのだと分かる。いつも大切にしてくれる。私はやりたいことが沢山ある。どれも一筋縄ではいかない難題ばかりだ。そんな私のしたいこともやりたいことも、君は尊重してくれる。私にはもったいないくらいに素敵すぎる人だ。だから、もう少しだけ、この関係を言わずに独り占めしたい。君は草食系男子と言われる類いだと思う。だから良いんだ。君のゆったりした歩幅で寄り添ってくれる君の事が私は好きだ。もっと側にいたい。いつか、一緒に冬の夜空を見に行こう。知っているかい?流星群の時だけ、流れ星が流れる訳ではない。日常的に流れ星は流れている。ただ、視覚出来ないか、見上げている時間がないのだけかも。君との未来はきっと明るい。一等星くらいには輝かずとも、温かい光を放つと思う。だけど、私なんかが明るい未来を望んでも良いのだろうか?私は自分がしてきた過ちの罪と罰を自分自身に科した。そんな人間が幸せをこれからも手に入れて良いのだろうか?もし、あの子に許して貰えるなら、きっと明るい未来を望んでも良いのかもしれない。
欲望を満たすなんて一時的だ。継続的に満たすなんてあり得ない。そんなこと分かりきっているのに、君が欲しくて堪らない。側にいて欲しいって思う。なんだか、絶望感に潰れない為に君を利用しているようで嫌になる。でも、そんなこと無いと思う。心の拠り所ではあり、私の環境の一部なのだから。大切に大事に思わない訳がない。君の事を愛している。もう、愛仕方など、大事なものも失くしてしまったが、それならば君だけを愛する愛仕方が出来ると言うものだ。私の欲望は、私のやりたいことを全て納得のいくまでやり遂げること。そして、君の事を愛し続けたい。その為にする努力は惜しまない。君はいつも私を待っていてくれる。だから、もう少しだけ待っていて欲しい。君の隣に立てるまで、努力し続けるから。

3/2/2024, 10:03:07 AM