心の羅針盤
夜風にまぎれて ふと浮かぶ名前
誰より近くて 誰より遠い
交わした言葉は まだあたたかくて
指先でなぞる 記憶の欠片
すれ違うたび 胸が軋んで
愛した意味を 探してしまう
心の羅針盤(コンパス)は まだあなたを指してる
行き先もないまま ただ夢を追いかけた
あの頃に戻れないと わかってるのに
想いは波のように 寄せては返す
静かな朝には 微熱が残る
言えなかった嘘と 本当が混ざる
強がる背中に 気づいてたはず
それでも触れずに 目をそらした
壊れるほどに 愛せた日々が
いまも胸を 締めつけるの
心の羅針盤(コンパス)が 示す場所にあなたが
いるだけでよかった ただそれだけだった
運命と呼べたならば まだ救われた
だけど現実(いま)は 二人を引き裂くだけ
ああ 別れのその先に
殉じるような愛があると
誰が教えてくれただろう
あなたに捧ぐ 最後の祈り
心の羅針盤(コンパス)は もう戻れない場所へ
永遠の片道を 迷いなく進んでく
この愛を背負いながら 生きてゆくわ
あなたの記憶だけが 私の北極星(ポラリス)
8/7/2025, 10:08:43 AM