風に乗って、どこまでも行くことが出来たらな。「どこに行きたいの?」「うぅん、人がいない森」「どうして?」「人と関わるのが辛いから」「へぇ」貴方は特に深く聞くことも無く、ただ短い返事を私に投げた。「貴方は、どこにいきたい?」「うーん、貴方のそばにいられるならどこでも」「なにそれ。じゃあ、私が風に乗って、遠くへ行ってしまっても、探してくれる?」「もっちろんよ!」そういう貴方の笑顔は、とてもまぶしかった。
4/29/2024, 12:05:14 PM