生きる“意味”は、私の中で大きな問題だった。
二、三週間程、熟考して出た答えは、死ぬために生きる、という事だ。
生きる意味と言うのは、人間としての機能を果たす為の事、を言うんだと私は思う。
死ぬために生きるなんて、もういっその事死んでしまえばいいと思うが、そう簡単にはいかない。
結局は皆なんであれ、寿命と言う限られた命しかないのだ。
人間は産まれた時から、その肉体が使えなくなることは決まっている。
なのに、何故人間が生きようとしているのか、私は分からなかった。
そこで、もう一つ、生きる“理由”というものに目を向けた。
人は必ず死ぬのに、何故生き続けるか、それは、人それぞれに生きる理由があるからだ。
例えば、家族を守るため、恋人とずっと一緒にいるため、人を応援するため。
人間から生み出されたもので、私達、人間は生きようとしている。
そもそも、死は人間にとって怖いことだ。昔からそうされてきた。痛みに耐えなければならない。
安楽死だとしても、それを許す人間は少数派だろう。君達の家族や友達は皆反対だ。
生きる理由なんて、こじつけることが出来る。理由がなく、のうのうと生きていようと、実は理由があったりする。君達が気付いていないだけだ。まあ、そもそも、幸せに生活を送っていたら、生きる意味や理由など考えないだろう。少なくとも、これを読んでいる君達は、考えた事はあるんじゃないか?
さぁて、君達の生きる理由はなんだ?
私の生きる理由は、痛いのが嫌いだからだよ。
生きる意味
4/27/2024, 1:30:41 PM