(ややセンシティブに感じられる内容と思われるものを含みますの読む際はご注意願います。あくまでも創作物の詩として読んでいただけたらと光栄に思います(*^^*))
むかし、むかし、あたしはね
快楽と云う名の イタズラの道具にされてたの。
それからというものね
愛されるのも、愛するのも
身体や心が強張るようになってしまったのでした。
ちやん、ちゃんー。
小さい頃からね
母親になるのが憧れだったのに
あたしのカラダときたら
あの日から厳重警備になってしまったのさ
ちゃん、ちゃんー。
なのにアイツらときたら
若気の至りでとかと言い訳してさ
幸せになりたいとかいって
あっという間にだれかの命の親になっていったよ。
世の中ってなんだか、おかしいね、。
心や命を弄んで
何が若気の至りだよ、
ちゃんと命に責任をもてってんだよ。
その一方であたしはさ、
たくさんの時間をかけて
科学の力を借りて
小さい命を宿すことを
諦めきる努力をしたんだ。
そしてようやく気づいたんだ。
あたしのカラダが
厳重に命を拒み続けた理由をね。
あたしのカラダはさ、
ずっと自分を守ろうとしてたんだよ。
自分が守れなかったあたしをよそに
カラダはずっと孤独に闘い続けてきたんだよ。
小さき命にもなれなでいるあたしの子どもの卵がさ
ずっと自分を大切にする意味を
あたしに教え続けてきたんだよ。
命を宿すのは奇跡って
簡単にいうけど
ほんとうはさ、ものすごい奇跡の連続で
もっともっとすごいことなの。
それでね、
どうかこの先は自分を大事にしなさいと
その卵はあたしに問いかけて
その殻を破ってくれたのでした。
守るよ、そのちいさな命。
守るよ、あたし自身も。今度こそ。必ず。
2/24/2024, 12:43:09 PM