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遥か遠くから
聴こえてくるのは
今年の終わりを
告げる鐘

柊の木には
飾りをつけて
遥か昔の
人を祝う

神様は多分
知っているだろう
私たちがいま
祈っていること

教会は今
真夜中を照らす
この日を祝う
ベルの音で

----さんたさんは
きっとくるよね
ぼくことしは
とてもいいこにしたよ
ぷれぜんとは
なにがくるかな
くっきーをつりーのしたにおいて
さんたさんをもてなしてあげよう

べるのおとがとおくからきこえる
もうことしがおわってしまうのに
おとなたちはまだ
そんなこともしらずに
あせりながらいきている
しんだしんかいぎょのめをして
いそがしくいきている

さんたさん
ぼくがほしいぷれぜんとはね
みんながゆったりいきていけるような
こころのよゆうがほしい
みんなががんばりすぎて
しんじゃわないような
そんなものがほしい-------

ベルは未だ
鳴り続けている
眠りについた
子どもを残し

人々はきっと
生き続けている
そんな音の
正体も知らず

柊の
その木の下に
たった一つの
ぬいぐるみ



12/20/2024, 9:21:07 PM