マトリカリア

Open App

 ゲームアーツが手掛けたRPG『グランディア』。
 97年発売なのでもうずいぶんと古い作品だけれど、いまでもプレイしたなかで一番好きなゲーム。

 失われた古代文明、世界の果ての壁、新大陸、光翼人……冒険者になることを夢見る少年ジャスティンと一緒に、夢中になってダンジョンを巡った。
 特に印象的だったのが魔法のエフェクトの美しさ。「炎、水、風、土」と「稲妻、吹雪、森林、爆裂」の8種類の魔法属性があって、新しい技を習得するたび、戦闘で発動するたび、胸を躍らせていた。

 そしてこのゲームで唯一ヒロインのフィーナだけが使える魔法が「光翼魔法」。覚えるのも時間がかかるし消費ポイントもはんぱない、おいそれとは使えない技だった。

 そのうちのひとつ。“終わる世界”。

 すべてを灼熱の炎で焼き払う大技で、浮かび上がる炎の紋章と業火のエフェクトがとにかくきれいだった。

 炎が世界を浄化するというイメージは普遍的なものなんだろうか。ソドムとゴモラを亡ぼした天の火(インドラの矢)しかり、ナウシカの火の七日間しかり。



(明日世界が終わるなら)



 お姉ちゃんがしてる『シャドウハーツ2』を横で見るのが好きでした。

5/7/2024, 10:16:07 AM