病気になって初めて入院したとき。
療養中だし、仕方ないのだろうけど。
消毒薬の匂いの中で歯ごたえのないアスパラソテーとカニ玉とおかゆが出たんだ。
一口しか食べれなかった、味がというよりも。病室の雰囲気や匂いに完全に気圧されていた。
次の日手術だったし、緊張もあったし。
手術前の最後の食事だったけど。
受け付けなかった。
手術が終わり、麻酔が切れて。高熱が出て。
その夜も食事はおかゆが出ていたけど受けつけなかった。
上京して社会人三年目、
初めての入院手続き、準備、支払い。
健康優良児で通ってきたのに手術するとは思っても見なかった。
点滴を転がしながら、売店で菓子パンを買って食べた。ホワイトチョコデニッシュ、学生時代の時からお世話になっていたものだ。
繁忙期に手術することになって顰蹙買って
「それって今手術しないと駄目なの?」
「休まれて忙しかったんだから(怒り口調)」
とか色々言われたりしたけど。
今思えば病人にかける言葉とは思えないなと。
迷惑かけたくてかけたわけじゃないし。
迷惑だって思われたって仕方ない。
申し訳ないと思って手術するの悩んでたけど、手術しないと治らないし。
実際、周りに皺寄せいってるし。
そう思われても仕方ないよ。
でも面と向かってそれを言うのは残酷なことだ。
我慢し続けて悪化して、責任なんか取れないのに
取り返しのつかなくなることだってあるだろうに
どれだけ身を粉にして働いても、そんな言葉を吐く人の為に体をボロボロにしたって何も残らない。
何の為に働くのか自分の為に働いてるのだから。
限界を迎えたら、もう休んだっていいと思う。
今日のテーマで思い出した、というか再確認した。
自分を大切にね。と
8/2/2024, 2:37:35 PM