雲った空を見上げると、目の前に広がるは、白くふわふわとした光景ばかり。暗くもない、光も見えず、ただそこにあるのは、曇りの世界。心に漂う寂しさと孤独感が、ふとした瞬間に訪れる。しかし、その一方で、何故か心地よさも感じる。光の華やかさは薄れゆくけれど、それは決して永遠ではない。まるで、人生の起伏を映し出すかのように。
太陽の光が心を晴れやかにし、夜には静けさが心を安らげてくれる、そんな日常のサイクル。だけど、この雲がもたらすものは、また違った静けさで心を包み込む。雲の存在は、まるで私たちの感情の起伏を映し出しているようだ。時には重くのしかかり、またある時は優しく包み込む。
自然現象である雲が、実は私たちの心情と繋がっていることに、思わずクスッと笑ってしまう。人の感情も、こうして自然と共鳴しあうものなのだろうか。私はそのことを思うと、ちょっぴり愛おしく感じる。
雲が切れ、陽の光が差し込むこともあれば、また新たな雲が湧き立つこともある。それでも、この変化の中で、私は自分自身を見つめることができる。心の中の高低差や浮き沈みを、静かに受け入れることができる。季節の移り変わりのように、感情もまた絶えず変わり続けるのだなと、あらためて思う。
そんな気持ちの整理が、雲を見つめることで叶う。この空の下、私は少しずつ、自分自身を知る旅を続けている。雲のように、時折重たく、時には軽やかに、私は自分の心の旅を続けていくのだ。
3月24日(月曜日)
【テーマ:雲り/ちょっと面白いかも🫧】
3/24/2025, 3:45:38 AM