Kiss
幼なじみは同い歳だけど嫌に大人びた子だった。特に女の子の扱いが上手くて、みんなあいつのことが好きになる。
私だって、好きだった。
幼なじみだからこそ余計に近くて、遠く感じる。
高校生になった頃、あまりにもモテるから
「ねぇ、そろそろ彼女でも作って落ち着いたら?…めぼしい子いないなら、私の事、盾に使ってもいいし。……な、なーんて。」
ついついこぼれてしまった。
私は恥ずかしくてあいつの顔を見れなくて俯いた。
「そうだな。…でも、お前を盾に使うなんてできないよ。」
やっぱり、気になってる子はいるんだな。嫌なのに目から涙がこぼれそうになって上を向いた。
あいつが私の目の前に立って上から眺めていてバチッと目が合ってしまった。
「盾とか冗談とかじゃなくて…正式に付き合うのはどう?」
「え!えぇ!あ、え!?いいの!?え!」
あいつはクスリと笑って私の頬を優しく包むと額にキスした。
2/4/2026, 10:53:37 AM