ねちょねちょ系鯖缶

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ソーサーを回すような瞼の奥ら辺
上に座するカップの中、ぬるま湯が張って浸っている
ただ顎を上げている、ただ目から溢れてくる
溢れては固まり溢れては塵となり、下に敷かれた平穏な日常を消費する

手が浸透していく
足が反対色に染まっていく
脳が安堵する
落葉しているのを知らないみたいに
ただ酔っている、漂っていた
月が浮かぶこともしない部屋で

日常にも消費期限があったことに目を逸らしていた
いつか地盤にソーサーは割れる
ただ回している
まだ回ってたい
水に水が溶けていく

何をしていただろう
思い出せなくなったので、自然とカップは波打っている

3/12/2026, 6:07:55 AM