子供の頃は、毎年母の実家近くの八坂神社のお祭りに行くのが楽しみだった。
大通りが歩行者天国になっていてたくさんの出店が並ぶ活気のある大きなお祭りだった。
昼に御神輿を担いだら夕方早めにお風呂に入り、浴衣を着て人の流れる方へ繰り出していく。
アレが食べたいと出店を指さすと「神様にお参りしてからだよ」と母に嗜められた。
そういうふうに育てられた。
社会に出てから少しして、
職場の同僚が住む町のお祭りに誘われたことがあった。
賑わう駅前で待ち合わせして、揃ってすぐに
じゃあ出店回ろうかと言われた時の違和感。
⁇⁇⁇神様は?
結局その日は最後まで神社へは行かず、出店をブラブラして、最後に同僚オススメのラーメンを食べて帰宅した。
そういうこともあるのか⁇
調べたところ、そのお祭りは神社主体のものではないことが判明する。
名所名跡のない土地で人と人の交流と地域活性化の為に設けられたお祭りだという。
お祀りではない。
フェスティバルである。
たくさん人が集まってハレの賑わいを見せる。
しかしそこに神様はいない。
それは小さなカルチャーショックだったのかもしれない。
◼️お祭り
7/29/2024, 9:53:26 AM