神様へ
まさか自分が18で死ぬなんて思ってもなかった。
あぁーまだたくさん恋したかったな〜。
だんだん目がぼやけてきて「あ、ほんとに死ぬんだな」って実感湧いてきて辛い。
「神様へ、どうか次生まれ変わったらモデルみたいに超絶美人でモテモテでめっちゃ恋愛を楽しめる人生にしてください。」そう心の中で願った。
最後に自分の可愛いネイルを見て死にたくて力を振り絞って顔の前に自分の手をかざした時、誰かにギュッと手を握られた。
ぼんやりする目でよーく見るとイケメンがいた。
「えまって。……めっちゃイケメン。え、うそ。なに?だれ?どゆこと?」
「君、この世に未練はある?」
「み、れん?…あるよ。もっともっともーっと恋愛したかった。」
「お!そりゃ、ちょうどいいな。俺は大国主命(おおくにぬしのみこと)恋愛を成就させる神なんだが、今ちょうど補佐を一人探していてな、君、どうだ?俺の補佐をやってみないか?」
意識が朦朧としてて、正直何言ってるかわかんなかったけど、私はイケメンにつられて安請け合いした。
「え、何それ最高じゃん。…よろしく。」
「ん。採用!」
イケメンは私の手を強く握りしめて笑った。
まさか、神様の仕事があんなにキツイなんて、この時の私は知る由もなかったんだ。
4/14/2026, 11:09:49 AM