今日にさよなら?つまりは明日!?
あしたは、どっちだ?
『あしたのジョー』の主題歌はなんとあの寺山修司が作詞したのである。(ちなみに私は歌詞カードなしで3番まで歌えます)寺山修司も大好きですね、嘘つきでどうしようもない人なのだが。
だけど、ルルルル、ルルル、ルルルル…
あしたは きっと何かある
あしたは、どっちだ
尾藤イサオの歌唱力にも唸らせられます。彼の生歌は新宿コマ劇場で『三木のり平雪之丞変化』に出演されていたので聞いているのだ。調べてみると昭和45年の作品だ(漫画連載はその2年前の1968年)
名作というか、社会現象を巻き起こした作品で、力石徹が死んだ時はファンが集い葬儀を行った。
いや、一部のファンに留まらず、幅広い層から支持を受け、大人も子供もインテリ達もこぞって読んだという。
日本でここまで漫画やアニメが隆盛を誇るようになったのは、手塚治虫の存在は大きいが、ジョーの功績も少なからずあったであろう。
以前は大人の雑誌で漫画の人気投票企画をやると、『あしたのジョー』がぶっちぎりの1位だった。大人が平気な顔して電車の中でマンガを読むような文化はこうして根付いた。
ちばてつやは、井上靖の『あした来る人』を読んでインスピレーションを受け、『あしたのジョー』というタイトルを思い付いた。
実に良いタイトルだ、
作中でも「あしたのためのその1 」なんて、わくわくするフレーズがたまらなかった。
あ、もう、こんな時間た
今日にさよなら、
だけど、ルルルル…
あしたは、どっちだ
2/18/2024, 2:35:43 PM