その子に見つめられると
人々はみな
日々悩んでいることなんて
どうでも良くなった
あたたかで
優しい光を放つ
その子の瞳は
生きているだけで
もう
じゅうぶん素晴らしいことなんだ
と
いつも教えてくれた
≒≒≒≒≒ ≒≒≒≒≒
その子は
森の奥の泉の中にいる
村の人々は
その子に会いたくて水面をのぞく
そこにいるのは
のぞいた本人なのだが
村の人々はそれを知らない
自分の映る姿をみて
自分の瞳の本当の輝きをみて
村の人々は
本来の自分に戻っていくのだ
3/28/2026, 10:47:45 PM