花ちゃん

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あの星の降った夜、時を止めてと祈ったから

世界で動くことかできるのは君と私だけになった

どれだけの弱音も、大切なことも

誰も知らないし、誰も見てない

だから私は、少しだけ笑って言った

「時間、止まったでしょ?」って

本当はそんな力なんてないけれど

君の顔に浮かんだ小さな笑い皺が、

たしかに夜空よりもまぶしかった

そうさせたのはきっと私のおかげだと思ったら

なんだか嬉しくて、宙にぷかぷか浮いているみたい

もしも超能力ってものがあるのなら、それはきっと

誰かを思いすぎて世界が少し揺れることだ

星の降った夜はもう終わる

でもあの瞬間だけは、

今もどこかで静かに瞬いてる気がする



11/5/2025, 3:34:05 PM