「光と闇の狭間で」空が侵されていく様でありました。陽の光が、地平線からのぞいて、月の光も、顔を出している。人の見分けもつかない、曖昧な時間——誰そ彼、と問うたのこそ、一体、誰でありましょうか。人として生きるには、あまりに極端な、激動の陽、そして静寂の月が、ほんの僅かに交わるこの刹那に、全てがぼんやりとして、ようやく私は私を知るのでしょう。だけども人々は私を知りません。誰も彼も、私を知りません。
12/2/2023, 11:17:29 PM