俺が君の目を見つめると顔を真っ赤に染めて目を潤ませる。そして、ふぅぅと震えた息がゆっくりと吐き出される。
不安や恐怖。彼からじわじわと滲み出ているものですぐに分かった。
ジャラジャラと鎖と鎖が当たる金属音が、薄暗い部屋に大きすぎるほど響く。
監禁ネタ、注意......
「ん笑、ねぇ.....○○くん、...。怖がらないで....?」
「、ッッ.......。ふぅぅぅぅ.........。」
低くてどこか硬い声で話しかける。
そうすると彼の顔から冷や汗がポロポロと溢れてくる。学校指定のワイシャツは汗でびっしょりと濡れていて、服の色が濃く染る。
𓏸𓏸くんは俺が椅子から立ち上がった瞬間、息をすっと止めて、少し力んだようにも見えた。
「笑笑......。𓏸𓏸くんがさぁ、俺の言うことしっかり聞いて大人しくしてれば殴ったりもしないし、君を気づつけることもないんだよ、?笑」
「っ、ぁ...泣、ごめんなさいツ........泣」
△△が○○の前髪を引っ掴む。おでこや頬っぺには若井に殴られたであろうたんこぶが、痛々しい程に腫れ上がっている。
...........美しい。これは全部、俺のものって主張するための跡付けである。
「あ、www...そういえばさぁ。𓏸𓏸くん、昨日から何も食べてないよねぇ?ご飯の時間にしよっか!」
「ッァ......」
「.......ほらぁ、こんなにげっそりしちゃって....。今日こそちゃんと食べなきゃ....."お仕置だよ”、?笑」
○○くんの頬に俺の手を添えてあげる。
あぁあ〜....せっかくぷくぷくしてて美味しそうだったのに...。結構痩せちゃったなぁー食わせないと。
ジャラジャラ.....
あ、手首の鎖....。
手首には漆黒で硬い鎖が部屋の鉄格子に繋がっている。
ここは動物園の檻の中に似てるような部屋。
ま、彼が逃げないと限らないし、まだつけっぱなしかな。
「はい。お水とご飯召し上がれ。」
「ハゥッ泣.....ヒグッ泣」
出されたのはペット用のボウルに入った水と、シチュー...のようなご飯。
「......これっ、何、?ッ..........」
「いいから。全部食べて、?」
「ッッ.....お腹すいて、ない.....。」
「だぁめ、完食しないとお仕置だよ。?」
ッッッ......。
また△△が○○の目を見つめる。
「ッッ.....わか、った.....。」
これで彼は俺の言うことを聞く。
4/7/2024, 1:24:40 PM