花影

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彩りのない日々に色が落ちた気がした。

学校で君を見た時に雷に貫かれたような、そんな感じがした。

次第に君に引き込まれていった。君が底なし沼のように僕を引きずる。その容姿も、手も足も何もかもが美しい。芸術を一言で表したようなその姿は僕の目に焼き付かれる。

あぁ、もっと、もっと見ていたい。卒業なんかしないでほしい。


「時間よ止まれ」


そんな無謀な言葉が、風に流れていった。


2025/02/16
時間よ止まれ

2/16/2025, 12:43:46 PM