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 眠そうに、怠そうに、そして無気力そうに眠る君の横顔をじっと見詰めていた。
 嗚呼 駄目だ。御弁当を置いたら直ぐにサヨナラをしないといけないのに、ついつい君の美しい寝顔に見惚れてしまうのだから困ったものだ。

「まだ眠っているのね 、寝坊助さん。早く起きないからこうなっちゃうんじゃない 」

 少し不細工なぬいぐるみを抱き締め乍眠る貴方に上記を述べた私は、御弁当と御手紙を置いて●●回目のさよならを再び告げた。
 私は彼女のストーカー。
 彼女に迷惑をかけているのは分かってる!でも、いっつも、毎日、⋯忘れられないの。

 あの日、微笑みかけてくれた貴方を。

 ̄ ̄
刺咲 絞憂 です。
読み方は「ササキ シボウ」 。
意味は御座いません。

不穏なストーカーの物語を
書いていきたいです。

5/24/2023, 8:43:21 AM