風花

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『向かい合わせ』
今日は学校…嫌だなぁ…そんな憂鬱な気分で学校へ行った。憂鬱な気持ちがある反面、会いたいという気持ちがある。私はある男子に片思いをしている。その彼はとてもかっこよくて優しい男子だ。だが、女子からの人気はそれほどにない。人気のない理由は多分、優しすぎるからとかなのだろうか?でも、優しすぎることはいけない事なのだろうか?確かにその優しさが裏目に出ることはあると思う。だが、優しくない方が私は嫌だと思う。そんなことを考えながら学校へ向かった。学校に着いた時、ふと、ため息をついてしまった。学校は刑務所だ。学生の私たちは学校という檻に毎回同じ時間に閉じ込められ、同じ時間に釈放される。嫌だなぁ…そんなことを考えながら教室へ足を運ぶ。足が重い。今日は調子が悪い日なのかもしれない。早く帰りたい。そう思いながら教室まで行った。教室に入ると片思い中の彼がいる。元気がでた。やっぱり恋の力はすごい。学校に来るまでの間にも彼のことを考えてはいたけれど、考えすぎるのは良くないと思ったので最近はあまり考えないようにしている。考える時は疲れた時だけにしている。元気が出るからだ。今日の1時間目は社会だ。社会は1番嫌いだ。何を言っているのかさっぱりわからないからだ。だが、今日の社会はとても嬉しい時間だった。なぜならグループワークだったからだ。それの何が嬉しいのか?それは、好きな人と向かい合わせになったからだ。この日だけは私は先生に感謝した。とても楽しい時間だった。まさか彼と向かい合わせになるとは夢にも思っていなかった。しかもなんということか、今日はほとんどの授業がグループワークだった。これは神様からのお知らせか何かなのかもしれない。神様ありがとう!そして授業が終わってHRも終わって帰ろうとした時、彼から声をかけられた。"まさか"と思ったが流石にないな。考えすぎだ。と思ったがその"まさか"が的中した。なんと彼から告白されたのだ。やはり今日のこの奇跡の多さは神様からの連絡だったのだ。やはり神は偉大だ。ありがとう!神様!これから始まる夏を楽しみます!

8/26/2023, 2:27:35 AM