宮平和実

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「また明日」

 いつもの帰り道。
「じゃあ、また明日!」
「うん!また明日!」
僕たちは笑顔で別れた。
 それが君との最期に交わした言葉だった。まだ君と一緒にしたい事や話したい事がたくさんあったのに、僕は後悔した。君がいない世界なら、また明日なんてこなくていいと思いながら眠りについた。

5/22/2024, 2:11:49 PM