駅前の広場にイルミネーションがあることをふと思い出して、帰りに寄ってみることにした。
もうクリスマスということもあってか、駅前の繁華街は色さまざまな光に包まれている。クリスマスの期間中は駅前も人工的な光で彩られるわけだから、どこを向いても明るくて、目が眩んでしまう。
おまけに少し寒くて、息を吐くと目の前に白いもやがかかる。それが光り輝くイルミネーションに重なって、幻想的な雰囲気を醸し出している。
星みたいに、自然の美しさではないから、なんというのか、イルミネーションの光は、作り物みたいな、そんな感じがする。
でも、この光は都会的で、自然の美しさとは違った、人工的な美しさがある。
自然の美しさには劣るけれど、溶けかかった氷みたいな、硬いけれどやわらかい、独特の暖かさがある気がする。まるで全てを包んで、遠くから見守る神様みたいな。
今年も一年お疲れ様でした。
また来年もよろしくお願いします。
空に目をやると、星がきらきらと光輝いていた。
12/14/2022, 1:55:24 PM