無人島に行くならば
私は本を持っていく。
大体の人は
食料だったり、ナイフだったり、
無人島で生きようとする。
私はどうにも理解できない。
誰かに見つけてもらえる距離の
無人島だったら
そんなものが無くなってすぐ見つかる。
もし遠く離れた無人島だったら
私は迷わず生きることを諦める。
これが痛いのもしんどいのも
全てが嫌で面倒くさいと感じる人の末路。
最後の暇つぶしに
私は本を選ぶ。
それも5回ほど読んだことのある
お気に入りの本。
新しい馴染みのない本を選んでしまうと
その本が面白くなかった時
最期がこれって…ってなるから。
私、一応最期を気にする系だから。
まあそんな感じで
多分「あの夏が飽和する。」を選ぶ。
逃避行とは少し違うけど
最後のシーンの
込み上げてくる感動は
何回読んでも止むことはない。
でもやっぱり
無人島で生き抜こうとする人は
よくわからない。
"Good Midnight!"
こうして今日も
つまらない人間として
生きているわけで。
10/23/2025, 3:13:23 PM