自転車に乗って
君の家の前まで行ったのは
通りの角から三軒目まで行って
引き換えした、次の日もそのまた次の日も
ストーカーか!? あの頃はそんな言葉もなくって、単純だた。
小さく心ときめく冒険と失敗の綱渡りをしながら大人になった。
人は、いつからを大人と呼ぶのか?
歳だけとっても、子供部屋大人だったりヒッキーニートだったりじゃ大人じゃないのだろうし。
確り自立納税者日々やっていても、心に子供の居場所があれば、自転車に乗って君の家の前でまちぶせた日の心にふと呼び戻される、それは子供なのか?
人はいつ、自転車に乗って君の家の前で
その窓を見つめた日を忘れるのか?
それが大人なのか?
今でも毎日自転車には乗るが
心ときめかせペダルを踏み風を切ることは
あの日から遠ざかれば遠ざかるほど
美しさだけが愛しく残る
それが大人になるということか?
それを否定し傷つくことを避け
心ときめかせることもなくては
見た目だけ大人になってしまっている
だろう、君もっと大人になれ
大人はわざわざ自分大人とは言わない
自転車に乗って、あの人の家の前で
まちぶせたことを切ない気持ちで
焼きついた時間を走馬灯に見つめる
それが、大人になったということか…。
令和6年8月14日
心幸
8/14/2024, 3:46:02 PM