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ー永遠にー

あの人が、私の隣で微笑んでいる。
そんな夢を見た。

ぼんやりした頭がはっきりとし始め、現実が胸に押し寄せて私は泣いた。

そっか…。
もう会うことができないんだった。

悲しみを感じつつも、私はベッドから起き上がる。

この世界には永遠がないように思うけれど、
心の中には永遠が存在すると思う。
そう考えることが、私の救いだ。

私はカーテンをそっと開け、青空を見つめながら思った。

だから、そう。永遠に。
私は死ぬまで君を忘れずに生きていくんだよ。

11/1/2024, 2:10:32 PM