空色の独り言

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君は今

私とあなたが見上げる空色は一緒なのに
雲の形が変わって、それだけでよかったのに。
ただ、それだけがよかったのに。

誰かに、会いたいのかも。
会いたくないのかさえもわからなくなる。

あの日、美しいと思った海月は
感情がない生き物らしい。

海月。クラゲ。くらげ。

本当に何も考えていないのかな、クラゲは。

好きという感情と
美しいと感じる感覚は
似ているようで、少し違う。

息を吐いた。意識して吐いた。

赤くなった目を冷やすために
冷たい水で顔を洗った。

恥ずかしさと痛みは
どこか似ている気がする。

私は美しさには手を伸ばしたくなるのに
美しいと感じたものから
目を背けてしまうこともある。

それでも見る。

ねぇ、今見ている景色や存在は
感情のズレを映しているだけなのに
何も語ろうとはしない。

それでも、私が好きと言えば
そのまま包み込んでくれる?

包まれてしまったら
きっと私は抗えない。

ずるさも弱さも抱えたまま
静かにあたためていく。

傷ついても
離れない理由を探してしまう。

欲しかった。

無宗教なのに
愛の前ではいつだって
どこか祈りに似ている。

君は今、愛に染まっていますか?

どうか今はまだ
この気持ちに気づかないふりをしてください。

愛と好きが重なるまでは。

2/26/2026, 1:09:01 PM